【キタカミプロローグ】クマ駆除のクレームをすんなり受け入れた環境【最終レート1627/1237位】
【はじめに】
キタカミプロローグ、お疲れ様でした。WCS2023を間近で観戦してから挑戦しようと思い立ち、ダブルバトルを始めました。ちょうどDLCが解禁され、公式のインターネット大会もレギュレーションがダブルバトルだったので良い機会だったので参戦しました。使用したパーティの構築記事です。
【環境考察】
単体
展開
+らの雨パ
+らの晴れパ
フレガによる積み展開
壁による積み展開
らのおいかぜ
らのトリル展開
ら展開系のアタッカー
補完
サイクルパーツ
妨害系
コンボ
、など
展開系のアタッカーは低〜中速が多く、練習会でもトリル軸が多かったため、展開される前に上から制圧できればおいかぜ軸の方が強いと考えた。1回練習会で雨パを使用してみたが、絡め手などで簡単に崩されやすく、おいかぜやトリルで簡単に返しが利くのであまり通りが良い印象は受けなかった。
【構築経緯】
雨展開+壁展開の構築でちょろっと練習会に参加し、ざっくり考えていたのは↑の内容。環境に強力なワイドガード持ちが少なく、技の通りが良いのでを主軸に考えた。当初はの壁展開からによるトリックルームをベースにした。裏選出として壁展開と合わせてさらに場持ちが良くなると考えたためを採用。みず技の一貫を切りたかったのでを採用。
この時点での並びで練習会に参加した。
この段階でが非常に重かったので色々対策を考えていた時に、構築相談でがどうやら強そうということで丸パクリ。の対面で最遅の同速になることも多く、何よりトリルは優先度–7という仕様上展開の難易度が高いと判断され、尚且つSに振り切ったが練習会などで見受けられなかったためトリックルーム軸をやめ、おいかぜ軸に変えた。でんじはとおいかぜによる柔軟なS操作が可能で有りそれが先制でできて他にも優秀な補助技を持つを入れようと思った。と違ってうそなきを使えるため、S操作だけでなく火力面でもをアシストできる点で非常に魅力を感じた。の壁+すてゼリフで盤面のダメージコントロールが図れると踏んでを抜いた。
こうしてこの並びが完成した。
【構築紹介】
オーロンゲ
テラスタイプ:はがね
特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
努力値:244-0-252-0-12-0
実数値:201-123(A0)-128-106-97-80
H:奇数で最大
B:環境に物理アタッカーが多いので補正をかけてぶっぱ
D:あまり
解説:主軸の壁張り要員で場に出たらほぼ確実に仕事をする男。隣にいるアタッカーの場持ちをよくすることを最優先としたため攻撃技は不採用とした。こいつがソルクラ持っていたらと思う試合もあったが、この構成で安定した盤面を作れたのでこれで良かったと思う。テラスは補完を考えてはがねにしたが1回も切らなかった。
ガチグマ(アカツキ)
テラスタイプ:ノーマル
特性:しんがん
技構成:ブラッドムーン/だいちのちから/まもる/ハイパーボイス
性格:ひかえめ
努力値:20-0-4-252-28-204
実数値:191-68(A2)-141-205-89-204
H:16n-1
B:5箇所振りあまり
C:補正かけてぶっぱ
D:あまり(Dがペラいのでこっちに多めに)
S:おいかぜ下で最速抜き。環境最速はS136だがこいつは切った。S120台が割と混戦していたので環境S種族値2位のをSラインに設定した。
解説:思想も赤けりゃ月も赤い。環境にいるすべてのの上を取れるようにSに思いっきり振った。おいかぜ下で環境にいるほぼすべてのポケモンの上を取れるようにした。1回耐えてから殴る必要がある場合はと展開し、上から制圧できる選出の場合はと展開した。努力値振りが耐久に薄い分は壁で補えるのでさほど気にならなかった。Sにガッツリ振っている分ミラーでは安心して技選択できた。逆にトリル下では耐久・行動順ともに上を取られるため、全力でトリルの展開は阻止しなければならなかった。持ち物はのどスプレーにしたが、再展開が必要そうでシルクのスカーフも欲しい場面がちらほらあった。一長一短ではあるが、1積みできた時の爆発力は半端なくて爽快だった。ノーマル技の通りが圧倒的なのでテラスタイプはノーマル1択。マジで強すぎる。
コノヨザル
テラスタイプ:ほのお
特性:まけんき
技構成:ふんどのこぶし/ドレインパンチ/ちょうはつ/ビルドアップ
性格:ようき
努力値:188-60-4-0-4-252
実数値:209-143-101-×-111-156
H:たべのこし採用につき16n+1
A:HSを振り分けた残り
B:HASの残り5箇所振り
D:HASの残り5箇所振り
S:最速(ミラー意識)
解説:積み切ってしまえば、みんなを誇り高き肉塊にしてくれる裏選出。で盤面をかき乱してから展開もできるし、初手からで強引に起点を作っていくこともできる柔軟さが良かった。ダブルだと「ふんど/ドレパン/まもる/ビルド」が一般的な印象を受けているが、ミラーは対面した時に上から挑発を打てた方が圧倒的に有利に立ち回れるので最速にし、ちょうはつを採用している。汎用性の高い技でもあるため非常に良い。テラスタイプは対フェアリーへの切り返し、やけど対策のほのお。
オーガポン
テラスタイプ:みず
特性:ちょすい
技構成:ツタこんぼう/ウッドホーン/ニードルガード/このゆびとまれ
性格:ようき
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:155-172-105-×-116-178
A:ぶっぱ
B:残り
S:ミラー意識で最速
解説:みず技の一貫を切れてそこそこ火力を出せる便利なやつ。正直あんまりしっくりこなかったウッドホーンが微妙だったのでツタこん1ウエポンにして、つるぎのまいやらきあいだめを入れても良いかなって思った。となるとと対面した時がキツすぎるので指の枠でも良いかなと思った。構築のこの枠は要審議だったかも知れない。
ウインディ
テラスタイプ:ノーマル
特性:いかく
性格:いじっぱり
努力値:252-132-28-0-4-92
実数値:197-161-104-×-101-127
H:ぶっぱ
A:フレンドガード下のA2上昇フレドラ、じゃれで確1
H-B:威嚇込みのツタこんぼう1耐え
D:残り
S:可能な限り速く
解説:まけんきを上からしばく奴。ジャラランガにも合わせられると非テラ→じゃれ、はがねテラス→フレドラで制圧できる。とはいうもののしっかり対面を作らなければならないのでキツいことには変わりなかった。テラスタイプは耐性いじれて、しんそくの火力も上げられるノーマル。まけんき持ちが多い環境だったためモノマネハーブは割と頻繁に発動した。そしてハマった時は割と想像していた時より強かった。ハマらなかったときのパッとしない感はまさにヨクナイヌ。非テラスのしんそくは思ったより火力が出ない。
テラスタイプ:いわ
特性:いたずらごころ
技構成:おいかぜ/でんじは/アンコール/うそなき
性格:ずぶとい
努力値:244-0-252-0-0-0-20
実数値:171-60-138-93-105-108
H:奇数ぶっぱ
B:ぶっぱ(環境に物理アタッ以下略)
S:ミラー意識で若干振った
解説:おいかぜ、でんじはによる優秀なS操作とうそなきによるの火力補佐も兼ね備える神。うそなきによる強襲を仕掛けるためには先に壁やらおいかぜやらを展開しておきたいので裏から展開することが多かった。相手の壁展開も多数見られたのでそれを強引に突破できるようにうそなきを入れた。割とかなり気に入っている技構成。その選出の場合、アタッカーが通ってさえ仕舞えばイージーウィンに繋がったが、逆にアタッカーの少ない選出になるため、崩された時の突破力が乏しく負けに直結するピーキーな選出だと思う。いわテラスはノーマル技とほのお技半減してくれないかといわにしたが正直もうなんでも良いと思う。
【立ち回り】
①選出:展開要員2体、アタッカー2体
…
②選出:展開要員1-2、アタッカー1-2体、サイクル1体
など…
【振り返り】
最終1237位でフィニッシュでした。ここまで読んでくれてありがとうございました。リアルの方が忙しくて準備にあまり時間がさけなかったのが悔やまれる結果になった。構築力やプレイングなど粗末なところが目立ったので、もっともっと練習する必要があると痛感した。これからもダブルバトルを頑張っていこうと思うので応援よろしくお願いします。
そして大会前から構築を相談してくれたmini(@minimini303)さん、本当にありがとうございました。構築や調整を考える上でいろいろな気づきを得ることができました。
【S3シングル最終1401位/レート1915】鳴り止まないアンコール【ポケモンSVランクバトル構築記事】
【はじめに】
パラドックス環境、お疲れ様でした。久しぶりにまあまあ環境でやり合えた(当社比)シーズンだと感じたので構築記事書いてみたので是非読んでいってね〜。
【環境考察】
が使用率一位をキープし、型はで固まりつつあった。
次いではシーズン前半はじめんテラスのがほとんどであった。しかし後半になるにつれて、でんき、ほのおテラスの増加と、なども少しか見られた。
は以前と比較すると数を減らしてはいたが、からめ手を合わせた立ち回りというより、積みサイクルやによる対面的な流行していたと感じられた。
も型が主流で、トリックによる相手の妨害や、ランキング上位のらのスイープがいい感じに環境に刺さっていると感じられた。
はなど持ち物や型が非常に多様化していたため、かなり厄介に感じていた。
は中盤にみずテラス型が猛威を振るっていたが、後半にはの方が多い印象だった。ドロポンの命中不安とか打ち分けとか考慮されたのかと思われる。
ここ1ヶ月潜っていて受けた環境の変化はこんな風に考えていた。
【構築経緯】
当初はのどくびしから展開してで荒らしてで締めるという構築をベースにしたが、はらトップメタに簡単に起点にされ、なおかつどくびし展開ではステロと異なり、ダメージの判定がターン終了時であるため、処理速度が下がり、殴り負けることが多々あった。よって、ステロ展開にしようと考え、ステロ要因にを採用した。
→の並びが確定した。
次にを通せない際のスイーパーとしての攻撃範囲と高い素早さが非常に噛み合いが良かったので採用した。
ここまででをはじめとする、はがねタイプがかなり重くなっていたのでを採用した。
あとは相手のらの展開妨害とへの牽制からを採用し完成した。
【構築紹介】
テツノツツミ
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:みず
特性:クォークチャージ
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/みがわり/アンコール
性格:おくびょう
努力値:188-0-4-252-4-60
実数値:155-77(個体値2)-135-176-81-180
C:ぶっぱ
S:最速110族抜き抜き
H:残り
BD:5ヶ所振り
解説:ブーストエナジーで、高い素早さを出しつつ、技の打ち分けを実現した、圧倒的な膣の包み。ドロポンとフリドラの優秀な攻撃範囲、みがわりアンコによる妨害など非常に使い勝手が良かった。耐久に努力値を回すことで多少強引に突っ張ることもできた。環境にいた@に上を取られまくったが、耐久に割いたメリットの方が多く感じたため良かったかなと。
役割対象:
ハバタクカミ
持ち物:こだわりメガネ
テラスタイプ:ほのお
特性:こだいかっせい
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/ほろびのうた
性格:おくびょう
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:131-54(個体値1)-75-187-155-205
CS:ぶっぱ
H:残り
解説:高いSから高火力技を叩き込むつよつよポケモン。はがねタイプへの打点と、ミラーとの撃ち合いに強いマジカルフレイムを採用し、テラスタイプはほのおとした。ほろびのうたは構築で重いの対策として気持ち程度のお守りだった。正直たまにしか刺さらなかったから他の技に変えてもいいと思った。
役割対象:
カイリュー
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
技構成:ほのおのうず/しんそく/アンコール/はねやすめ
性格:ようき
努力値:228-92-4-0-4-180
実数値:195-166-116-108-121-135
H:奇数調整でできるだけ多く振った
A:調整忘れた(適当)
S:最速70族抜き
BD:5ヶ所振り
解説:カイリ○ーにすることでカイリキーなのかカイリューなのかわからなくなる、まさに”パラドックスポケモン”。うずが強そうだなーって思って使ってみたら強かったやつ。初めはフェアリーテラスで、しんそくの枠がりゅうせいぐんだったけれど、こいつらを上から制圧する力が欲しくなったためノーマルテラスでしんそくを採用した。正直、こいつでと対面する気なかったしミラーに対して下からアンコ入れたい場面が多かったのと、高火力の物理アタッカーに押し負けることも多々あったのでHBにした方が良いんじゃないかという気持ちもあった。多分そっちの方が強い。ほのおのうずで縛りたい奴は他にアンコとはねやすめがあれば何とかなったことがほとんどだったので技構成はこれで良かったかなと思った。改めて器用なポケモンだなって感じた。
役割対象:
デカヌチャン
持ち物:ふうせん
テラスタイプ:はがね
特性:かたやぶり
技構成:デカハンマー/じならし/アンコール/ステルスロック
性格:ようき
努力値:36-212-4-0-4-252
実数値:165-122-98-×-126-160
HD:C252のほのおのまい確定耐え
B:余り
S:ぶっぱ
A:できるだけ振った
解説:デカの100倍強いキロ。ステロ展開と削りを両方できる強い子。テラスタイプは異次元の高火力デカハンマーを叩き込めるはがねテラスにしたが、火力アップアイテム持ちのを意識したみずテラス、もしくはをサイクルカットしながらじならしの火力を上げられるじめんテラスでもいいかなと思っていたが、デカハンマーに救われることも多々あったのでそのまま使っていた。元々、持ち物はで採用していたが、のじしん+つぶてにあまりにも呆気なさすぎたために変更した背景がある。95%の試合で選出したMVPだと思う。
役割対象:
ウルガモス
持ち物:あつぞこブーツ
テラスタイプ:くさ
特性:ほのおのからだ
技構成:ほのおのまい/ギガドレイン/ちょうのまい/あさのひざし
性格:ひかえめ
努力値:244-0-236-4-4-20
実数値:191-60(個体値4)-115-171-126-123
H:奇数ぶっぱ
B:可能な限りぶっぱ
CD:5ヶ所振り
S:準速70族抜き
解説:構築単位で重いはがねタイプへの圧力として採用。構築にアンコ持ちが3体もいるので、アンコで縛ったのちにこいつで全抜きを狙える強みがあった。HB方面に厚く振って、CDS方面は積み技で補完することで非常に安定して立ち回ることができた。らのみずタイプに対してテラスを切って切り返せるのは強かったけれど、裏になどがいると礫で縛られるため、テラスはかなり慎重に切っていた。
役割対象:
コノヨザル
持ち物:おんみつマント
テラスタイプ:ほのお
特性:やるき
技構成:ふんどのこぶし/ドレインパンチ/ビルドアップ/ちょうはつ
性格:ようき
努力値:172-76-4-0-4-252
実数値:207-145-101-×-111-156
H:16n-1
A:残り
BD:5ヶ所ぶり
S:意識で最速
解説:その猿人はいついかなる時代においても自由のために戦った。名は____進撃の猿人。面倒な耐久ポケモンを起点にして積みまくって全抜きするポケモン。環境にまけんきタスキステロ型が流行していたため、特性やる気が刺さる場面が割と多かった。を持たせることでらの厄介な追加効果も誤魔化すことができた。はじわれがなければ完全に起点で、じわれは見えてから後出しでアンコ、うずで縛るという処理ルートを用意していたが、全対戦相手が一撃目で命中させてきたからテラス切ったでみがわりから展開する方向にシフトした。環境にいたはほぼHBだったため、ちょうはつ→ビルド→ふんどでしばき倒すことができた。1回だけCSルミナコリジョンに当たって光の速さで降参した。はマッドショットとキラースピンで誤魔化そうとするのしかいなかったから、美味しくふんどの火力を上げてくれて助かった。テラスは主にのフレアソング、おにび意識でほのおにしたが、相手のフェアリー技に合わせて使ったり、タイプ耐性をいろいろいじれて汎用性は高かった。本当に強すぎる。こんなポケモン作り出すな。
役割対象:
【立ち回り】
- 基本選出
初手 + から2体(相手にがいたら基本的にはお留守番)
- を含むサイクル
初手 + から2体
-
入り
初手 + + @1
- 受けループ
++
-
ギミック
+ @1
【振り返りとまとめ】
最終結果は1401位。3/31に2500位スタートで始めて、4/1の深夜1:00頃に8000位くらいまで落ちて絶望していた。そこから怒涛の11連勝をかましてから臨んだ3桁チャレンジに敗北した明け方4:00。ここで精魂尽き果てた感じ。構築でもう少しメスを入れられそうな部分を追求しきれなかったのが結果に出てしまったと反省している。正直、もっとちゃんとやれば構築の完成度上げられた気がしたので、反省の意も込めて記事にした次第でもある。わいよ、もうちょっと頑張ってくれ。ここまで読んでくれてありがとうございました。
【レジェンドオブラウンド】聖戦ソルネクルギア【最終1740/51位】
【はじめに】
ジェンドオブラウンド、お疲れ様でした。馬鹿みたいな数値で殴り合うとても楽しい大会だったと思う。使った構築を記事にしてみたので是非読んでいってね〜。
【環境考察】
今回のレギュレーション「ダイマあり、伝説・幻ポケモンのみ使用可能」というルールで構築を組むに当たって環境がわからなすぎたのでキャラランク表を作るところから始めてみた。実際に作ったのがこれ。
伝説、準伝説はダイマックス可能シングルバトルを基準に、伝説環境で打ち合いをする上で強い弱いを考えてみた。このレギュレーションで特筆すべき点としては幻のポケモンも使用可能というところ。こいつらがどうやって環境に絡んでくるか考えてみた。
まず筆頭には範囲の広い一致技、シャドースチールによるストッパー、ダイナックル・ホロウ・ジェットで全抜きエースを担えるから要警戒とした。
次には高いHPでのいのちがけで1vs1交換が可能、100族のSから高火力技を叩き込めるからそこそこやれると踏んだ。
はサポート、まひるみアタッカーなど柔軟な立ち回りができそうではあったが、如何せん数値が足りなそうかなってなった。
は攻撃範囲と優秀な特性から対性能は高いが、DとSが微妙かなと思った。
は火力、物理耐久がえげつなさそうだが、トリルを絡める前提の立ち回りで窮屈になりそうだったのと、D方面が心許なそうかなって考えていた。
こいつら以下のランク予想のポケモンはそんなに環境に刺さってこなかったとして割愛(かわいそうとか言わない。)あと、ページの下の方に大会終了後に修正したキャラランクを載せてあるから見てみて。
【構築経緯】
環境考察が済んだので次は構築のコンセプト。自分が思ったのは「この暴力的な種族値で受けループしてえな。」
まず素の火力もさながら積み技がある、この化け物たちにどう抗おうか。はがねタイプで安定した回復技持ちのこの2匹が候補に挙がった。比較してみた結果、赤字のところが決め手でにした。
|
メリット |
デメリット |
・Sが高い。 ・若干より耐久指数が高い。 ・攻撃技の範囲が広い。 ・型が読まれにくい。 ・メタルプロテクトで能力下降を受けない。 |
・選出圧力がない。 ・対面圧力がない。 |
|
|
・アタッカーがほとんどなので選出圧力が高く、耐久型は読まれにくい。 ・ステルスロックを覚える。 ・プリズムアーマーで抜群を取られてもある程度は耐えられる。 |
・Sが遅い。 ・特殊耐久が不安。 |
そしてウジャウジャいるであろうの対処、高い耐久値・Sから安定した回復技、そしてPP切れを狙えるプレッシャー、を採用しない理由はなかった。
次にを安定してみられ、はねやすめ・デスウイングと回復ソースが優秀なを採用した。
この時点でキツそうだったのが積み技持ちのこいつら。こいつらに対して後出しから流し。受けができ、剣舞持ちのを安定してみることができるを採用した。
ここまで構築を組んで明らかにキツい奴らがいて、それがイッシュ組。積み技あり、攻撃範囲広い、火力高い、特性貫通…。さすがに受けることを諦めた。こいつらは対面でなんとかするしかないとなってを採用した。
最後の枠はさいせいりょく、回復技によるサイクル性能の高さと耐久を併せ持つを採用して、同じレギュレーションの仲間大会に臨んだんだが、構築全体で相手のグラードン、ランドロスへの圧が弱すぎた、相手のを突破する手段が薄すぎた、こおり技があまりにも一貫しすぎていたっていうのでサイクル性能は低いもののを採用することにした。
【型紹介】
-
ルギア
持ち物:ゴツゴツメット
特性:マルチスケイル
技構成:でんじは/ふきとばし/みがわり/じこさいせい
性格:ずぶとい(A↓ B↑)
努力値:236-0-252-0-0-20
実数値:221-99-200-110-174-133(A0個体)
H:16+3(みがわりじこさいせい最大効率)
B:特化
S:残り
解説:マルスケ込みの耐久指数がバケモン。メガネアストラルビットだろうがハチマキブリザードランスだろうがなんでも耐える。そのおかげでほぼ全ての試合に選出していた。堂々の選出率1位。不利なポケモン相手でも対面ででんじはマヒ入れて痺れるまでみがわり・じこさいして動けなくなってみがわりが残ればふきとばしで流せる。この流れになると基本的にTODになるのでどこかのサイクルででステロを撒いていた。
A特化の3↑きょじゅうざんで40.7~48.3%、ワイルドボルトで48.8~57.7%だが実際の環境にはようきHSがほとんどだったから、後出しからでんじは・じこさいせいで受け切ることができた。
主な役割対象:
持ち物:オボンのみ
特性:あめふらし
技構成:こんげんのはどう/かみなり/れいとうビーム/しおふき
性格:ひかえめ(A↓C↑)
努力値:252-0-252-4-0-0
実数値:207-94-142-188-160-110(A0個体)
HB:ぶっぱ
C:残り
解説:プレにやった練習用の仲間大会で相手の初手のが重すぎたため怒りの採用。初手対面した時に天候を奪えるようにS無振り、火力は無振りで申し分ないので打ち合いに強くなるようHB振りにした。正直仮想敵相手には十分な火力だったが、裏に対する圧力としては火力不足を感じたので相当刺さっている構築or絶っっっっっっっっっっ対に初手グラードンだろって構築以外には選出しなかった。選出率6位。
主な役割対象:
-
ゼルネアス
持ち物:パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ
技構成:ムーンフォース/かみなり/みがわり/ジオコントロール
性格:おくびょう(A↓S↑)
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:202-130-115-183-118-166(A妥協)
CS:ぶっぱ
H:残り(みがわりに影響がなく、ダイマを切った時にお得なのでHに振った。)
解説:受け回しが困難と判断された構築相手に全抜きをかける積みアタッカー。初手で圧力をかけてくるアタッカードラゴンを牽制してくれた。こいつの偉いところはS99族なので受けを崩しにくるような奴らの上を取れるところ。なので性格はおくびょう最速は確定だった。ひかえめにしたところで2↑ダイサンダーで耐久振りをステロ込みでも飛ばせないのでこれで良かったと思う。1戦だけステロ入ってダイマしたに多分HP2くらい残してダイフェアリーを耐えられて負けて発狂した試合があったが、最速で採用したメリットが生きた場面の方が多かったのできっと正解。あとこっちのを見て相手にを出されることが多かったので牽制的に選出する機会は多かった。選出率3位。
主な役割対象:
持ち物:たべのこし
特性:ダークオーラ
技構成:バークアウト/デスウイング/みがわり/はねやすめ
性格:おくびょう(A↓S↑)
努力値:60-0-0-0-204-252
実数値:209-128-115-151-144-166(A妥協個体)
H:16n+1(みがわり、たべのこし最大効率)
HD:相手のドレインキッス、デスウイングの回復量意識でDに多めに割いてみた。(実際効率いいのかわからないからHに振った方が良さそう。意見ください。)
S:ミラー意識で最速
解説:竜王戦ルールで受けループやっていた個体の流用。正直あんまり刺さんなかった。ほぼ見せポケだった。やっぱこのルールでねっぷうを切るのはヤバかったらしい。相手のの同時選出がキツかった時に選出していた。選出率5位。
主な役割対象:
-
日食ネクロズマ
持ち物:ばんのうがさ
特性:プリズムアーマー
技構成:アイアンヘッド/ステルスロック/でんじは/つきのひかり
性格:わんぱく(B↑C↓)
努力値:252-0-148-0-0-108
実数値:204-177-182-119-129-111
H:ぶっぱ
S:マヒした最速ザシアン抜き
B:残り
解説:積みアタッカーの顔をしてでんじはステロを撒く職人。不安定な天候が予測されたので回復ソースを安定させるためにばんのうがさをさしてもらった。カイオーガの水技を耐えたり意外なところで活躍をしてくれたこともあった。ゴツメをと取り合いになっていたのでほぼお守り感覚で持たせたが、精神安定はできたので良かった。そして、あられ天候の時ってばんのうがさ発動しないのな。それを知らずにに打ち負けて悲しい思いをした試合があった。ばんのうがさの仕様って細かすぎて完全に把握できている人は本当に少数なんじゃないかと思う。選出率2位。
主な役割対象:
-
ムゲンダイナ
持ち物:くろいヘドロ
特性:プレッシャー
技構成:ダイマックスほう/かえんほうしゃ/みがわり/じこさいせい
性格:おくびょう(A↓S↑)
努力値:220-0-4-4-28-252
実数値:243-93-116-166-119-200(A妥協個体)
H:16n+3(みがわり、ヘドロ最大効率)
B<D(ダウンロード対策)
S:ミラー意識で最速
解説:耐久、耐性、回復ソースから柔軟なサイクルパーツとして活躍してくれた。でんきタイプの一貫が凄まじいのでこいつに頼りっきりだったのが申し訳なかった。ただ、Cに振っていなかった分、対ダイマアタッカーとの打ち合いがかなりしんどくて押し負けることも多々あった。できれば裏のポケモンと合わせてダイマ枯らすサイクルを取らないといけなかったので窮屈だった。誰かこいつの上手い使い方を教えてくれ。選出率4位。
主な役割対象:
【立ち回り】
選出パターン
①受け回し
の中から3体。
相手構築がパワーがないor範囲が狭くて受け切れそうと判断した場合に選出。上位帯ではあまりできなかった選出。この選出だと基本的にTOD前提にゲームを組み立てていた(クソ)。
②展開
orで相手の場を乱して
でステロ・でんじはで展開
で積んで全抜き。
④対面選出
から3体。
構築相性で負けている相手にピンポイントで対面を勝つしか勝ち筋がないとき。ほぼ選出ジャンケン。上位帯でこの選出の時の勝率は微妙だった。構築にパワーがないためできればやりたくない選出。
orでダイマを切って1体倒し数的有利を取る。
から選出した後続の2体で時間を使ってTODする。
初手ダイマに相手のダイマを合わせられるとかなり怪しくなる。あまり安定しないムーブだったから、これもできればやりたくない選出。
【振り返り】
最後に、大会を終えてみてキャラランク表を作り直してみた。
使ってみてルギアが馬鹿みたいに強かったのと、相手にしてみてグラードン、ディアルガ、メルメタルが強いなって思ったのが一番印象に残っているかな。あとは細かい移動はあったが大きな変化はなしと言ったところ。うまく環境考察がマッチして良かったなって思った。
受け構築をコンセプトとしてやってみたものの、攻撃する側もぶっ飛んだ数値で殴ってくるから受け切るのもまあ難しくて崩されて負ける試合がいくつかあったなーっていう印象だった。そんな中でも完全に受け切れたりTODを決められたり、こっちのコンセプトが通る試合が何試合もあったのは結構嬉しかった。大体お察しがつくと思うんだが、半分くらいの試合でTODやっていたので神経が擦り切れそうだった笑
【引用】
今回使用したルギアはリドルさんの動画を参考にしました。
【まとめ】
ここまで読んでくれてありがとうございました。成績は45戦やって33勝12敗、最高レート1747で瞬間18位、最終レート1740で最終51位だった。結果が奮ったのもあるが、やっぱ特殊ルールって楽しいね。対戦してくれた方、ありがとうございました。またインターネット大会なり、ランクバトルなりで会いましょう。
【S20シングル最高/最終948位1827】特殊相対性理論〜対戦時間とPPの等価性〜【ポケモンランクバトル構築記事】
前書き
ポケモン剣盾ランクバトルシーズン20、お疲れ様でした。第8世代に入ってからぼちぼち対戦は続けていたけれど環境に刺さるような構築をなかなか考えられずにここまでやってきてやっと最終3桁順位に載るような構築ができたので嬉し恥ずかし構築記事にしてみたので是非読んでみてね〜
構築
【ドヒドイデ】
性格:ずぶとい
努力値:252-0-252-0-4-0
実数値: 157-66(A妥協)-224-73-163-55
解説
色違いドヒドイデ四兄弟の一番上のニックネーム「朱夏」。物理受け兼相手の耐久型に毒を刺す子。今シーズンはねっとうで比較的早めに焼いてくれることが多かったが毒を入れたい奴も焼いていたのドジっ子、可愛い。技構成は最後まで悩んだけれどこれにした。俺のドヒドイデだけ技スペ5個欲しい(懇願)。
主な役割対象:エースバーン、ミミッキュ、カプ・レヒレ、ポリゴン2、れんげきウーラオス、フェローチェ、オーロンゲ、ヒヒダルマ、など…
【ポリゴン2】
性格:なまいき
努力値:252-0-0-4-252-0
実数値:192-100-110-126-161-72
解説
特殊受け、アタッカー。特殊アタッカーを後出しから見られる圧倒的特殊耐久はあるが、物理相手だと対面からじゃないと削り切られるので立ち回りには注意が必要。ダイスチルを詰めたら物理相手でも打ち合えるようになるから柔軟な立ち回りができた。やっぱこのポケモン強えわ。
主な役割対象:サンダー、ランドロス、ウツロイド、アローラキュウコン、など…
【れいじゅうランドロス】
性格:ようき
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:165-197-110-112-100-157
解説
電気の一貫切り、サイクルパーツに見せかけた先発起点作りアタッカー。耐久に振った剣舞型が流行っているからがんせきふうじとか考慮されていなくて結構刺さった。構築単位でめいそう積むタイプのレヒレが重かったから、不利を取っていてもタスキで行動保障を持って上から高火力の物理攻撃で殴れるのが強かった。あと特性でのS判定もかなり便利だった。ただ、素早さの激戦区でウーラオスをはじめ多くのやつに上を取られているのが辛かった。この枠をどうするか迷っていたが、型が豊富で存在以上の選出圧力があるランドロスならではの強みが生きたことが多かった気がする。
主な役割対象:エースバーン、ウツロイド、ドヒドイデ、ヒードラン、ジバコイル、ヤドキング、ドリュウズ、レジエレキ、カプ・コケコ、パッチラゴン、など…
【サンダー】
性格:おくびょう
努力値:252-0-0-4-0-252
実数値:197-86(A妥協)-105-146-110-167
解説
相手のPPを枯らす兵器。最強に刺さった。どんなに不利な相手もPPさえ枯らすことができれば降参してくれた。正直めんどくせえから流行らないでほしい。耐久はHに振るだけで十分だったので最速にしてより多くのポケモンの上をとってみがわりを貼れるようにした。ほうでん、ぼうふうで追加効果を引けることができたらクソゲーにも持ち込むことができるのでいろんな勝ち筋を作りに行けた。マジで強かった。この個体のニックネームが気に入っていて「カンローク」。逆さから読むと…?
主な役割対象:ポリゴン2、れんげきウーラオス、いちげきウーラオス、ゴリランダー、テッカグヤ、ナットレイ、ドヒドイデ、ラグラージ、ヒードラン、カミツルギ、など…
【ドラパルト】
性格:ようき
努力値:220-20-4-0-12-252
実数値:191-143-96-108-97-213
解説
通り良い高速アタッカー。耐久に振っているので不利な相手でもダイマックスを切って弱保を発動させて切り返したりおにびで相手の火力を下げて弱点をもらったりといろいろシナジーが良かったと思う。強気にりゅうまいを積んでそのまま全抜きすることもあった。特性のすりぬけも壁展開相手に有利に立ち回れて本当に痒いところに手が届く良いポケモンだった。
主な役割対象:エースバーン、れんげきウーラオス、ゴリランダー、ウオノラゴン、ガブリアス、ガラルヤドキング、カミツルギ、バシャーモ、クレセリア、など…
【れんげきウーラオス】
性格:ようき
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:176-182-120-74-80-163
解説
崩し担当のアタッカー 。ハチマキで馬鹿みたいな火力が出るのがなんとも気持ちよかった。そして使って見てわかったんだがこいつの強みは高い物理耐久だった。ランド、サンダー、ドラパに一貫する氷技に余裕を持って受け出しできた。ただその反面、やはりSが激戦区にいてD方面がペラいので上を取られている特殊アタッカー入りには窮屈な立ち回りを強いられた。上手く裏の特殊受けで流すか先にダイジェットを積んでおくかしてなんとかしていた。
主な役割対象:ランドロス、ミミッキュ、ポリゴン2、いちげきウーラオス、ナットレイ、バンギラス、カバルドン、ドサイドン、ドリュウズ、マンムー、ブリザポス、バシャーモ
立ち回りと基本選出
受け回し
受け回しで安定し、かつ勝ち筋を作れそうな場合のみ選出
ドヒドイデ + ポリ2 + サンダー
ステロ展開
通りが良いポケモンがいたらそいつを通す選出
ランドロス + ポリ2、サンダー、ドラパ、ウーラオスから2体
対面選出
受け回し、展開が難しいとき
ポリ2、ランド、サンダー、ドラパ、ウーラオスから3体
キツいポケモン
【アローラキュウコン】
全員不利。ポリ2でダイスチルを切ってなんとかするしかない()
【ウツロイド】
タスキを残したランドを対面させるか、ポリ2でダイマを切るしかない。先にウーラオスでダイジェットから展開できればワンチャンもある。
【カプ・レヒレ】
めいそうちょうはつ型が無理。サンダーに火力がなくてドヒドイデにくろいきりがないのでだいぶ辛い。
【クレセリア】
レヒレ同様。すりぬけドラパで先に展開するしか勝ち筋なし。
【パッチルドン】
ポリ2で殴り勝つ以外でどうやって勝ったらいいかわからん(適当)
後書き
7月シーズン、楽しかった!
来月からのレギュレーションは正直微妙すぎてどうなるかわかりませんがハマればまた引き続き頑張ろうと思う。読んでくれてありがとうございました!